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見習い農夫ハジメ、山へ行く

目次

上田市真田町の山へ、毎年恒例の山菜取りに行きました。中腹までは軽トラで快適ドライブ

山菜取りスタート!

ここからは道なき道を歩きます
横たわる木、覆いかぶさる枝にはするどいトゲが・・
タラの芽を発見! それにしても見てくださいこのするどいトゲを・・
これくらいが食べ頃です。山菜採りでは必ず革手袋を使うか、軍手なら2重か3重にしましょう。
こごみをゲット! これまた美味しい、春の定番ですね

春の山菜取りの注意点

①山へ入る際は、現地に詳しいベテランの方と一緒に行きましょう。自分がどこにいるか、帰り道が分からなくなることが多々あります。

②やぶの中に入ると、もれなくトゲが刺さります。厚手の綿製品の衣類を来て行くことをお勧めします。暑いからと言って上着を脱ぐと、写真のように鮮血によるシミが衣類につきます。

③野生動物に遭遇することがありますので、十分な対策を取りましょう。

*オマケ* 『タラノメ』が怖い、青年ハジメ

実は、社会人になるまでタラの芽を食べたこともなければ、その存在すらしなかったワタクシ。

以下の会話は、そんなワタクシが初めてタラの芽の存在を意識した、今から約20年前の出来事です。

先 輩:春だなー、タラの芽の季節だなー。

ハジメ:へーそうなんですかぁ。って、タラノメって何ですか?

先 輩:えッ!? オマエ、タラの芽知らねーのか?

ハジメ:いや、わかんないっすけど・・

先 輩:まじかよー! まさか、タラの芽食ったこともねーの?

ハジメ:あ、はい・・

先 輩:いやいや、だって、タラの芽なんて春の手番メニューだろー! 実家で出たことないのか?

ハジメ:ないっすねぇ・・

先 輩:まじかよー!!

~青年ハジメの脳内~

え・・、タラノメって何? そんなに有名なの? ていうか鱈(タラ)の目ってことだよね? 春になると信州では鱈の目玉を食べるの? 貴重なタンパク質としてイナゴやハチノコを食べることは知っていたけど、鱈の目玉を食べることは知らなった・・。魚の目玉を食べると目が良くなるって誰かが言ってたけど・・。ん? いやいやちょっと待て! タンパク質として鱈の目玉が流通してくるってことは、ふつう身の方だって入ってくるだろ・・目玉よりも身を食べればいいんじゃないの?? なんであえて目玉を食べるの? わけわかんないよ! ・・いや、ハジメよここは落ち着いて考えるんだ。信州は海から遠い。佐久市には本州で一番海から遠い地点があるくらいだぞ。伝統的な食生活は今の流通の常識で考えてはいけないんだ。つまり、こういうことか? 流通が発達していない時代、冬にたくさん取れた鱈の身は現地で消費され、目玉は塩漬けされ春になると信州にやってくる。そして、信州の伝統食になった・・。こういうことなのか??

先 輩:オマエさー、スーパーに買い物に行かないの? 今の時期になると売り場にタラの芽ならんでんじゃんか。ずらっと。

~青年ハジメの脳内~

え? 鱈の目玉がずらっと並んでるのなんて見たことないけど・・。なんておどろおどろしい光景なんだ・・考えただけで・・うぅ・・。いや、待てよ。先輩は佐久の臼田の出身。もしかしたら臼田の人にとっては定番で、スーパーでは鱈の目玉が飛ぶように売れている・・そういうことか・・?  しかし鱈の目玉がずらっと並んでいるなんて・・なんてことだ・・ハァハァ・・

先 輩:わかった! じゃ、今日飲みに行くか? 俺の知っている居酒屋に行けばタラの芽の天ぷら出してくれるから。

ハジメ:い、嫌です! 絶対に嫌です!! 勘弁してください(泣)

小学校卒業までの13年間を東京で過ごしたワタクシ。

大人になるまでタラの芽を知らなかった人間が、今では鱈の目・・じゃなくてタラの芽を採っています(笑)

人間の成長(?)を感じますね!